森の企画室

エリアも、業界も越境して、森の価値を再発見・再編集する実践型スクール。INA VALLEY FOREST COLLEGE

森と共に生きる、サステナブルな社会を目指して

伊那市から委託を受け、2020年度より企画・運営をしているプロジェクト。
中央アルプスと南アルプスの間に位置する伊那市は、市の約80%を森林が占めています。しかし、その森林の管理が行き届いておらず、十分に活用されていないのが現状でした。伊那市は、この豊かな森林を活かし、多面的な価値を享受できる社会をつくっていこうと、2016年に「50年の森林ビジョン」を策定。そして、"山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市”を目指し「ソーシャルフォレストリー都市宣言」を行いました。

山(森林)が富と雇用を支えるようになるためには
①森のリソースを持続的に、増やしながら使い続ける
②山との共存方法が多様化している
③森の価値を見出す手法が多様化している
これら3点が重要だとわたしたちは考えました。加えて、森に関わる仕事をしている人や、森の仕事をつくる人が必要ですが、現状は人手が足らず高齢化の問題も出ています。

そこで、まずは地域内外の様々な業界の人たちと一緒に、森の間口を広げながら、学びの可能性を探究する学び舎をつくり、森のことを学ぶ、森のことをやるなら伊那谷というイメージをつくろうという提案をし、企画運営をすることになりました。

立ち上げの時期には「いかしあうつながり」がもっと豊かになるように「生きる、を耕す。」 が合言葉のWEBマガジンのgreenz.jpに取材をしていただきました。

材木やバイオマスだけなんて、もったいない! 森のシゴトをアップデートする「INA VALLEY FOREST COLLEGE」

“森に関わる100の仕事をつくる”をキーワードに、森の課題解決につながるソーシャルビジネスの創出を目指すカリキュラム。

2020〜2021年度は、新型コロナウイルスの影響により当初計画していたプログラムを変更し、全講座オンラインでの開催となりました。

林業経営者だけでなく、まちづくりや建築、ものづくりや教育など、様々な業界で活躍されている方を講師に招き、外部講師2名と地域プレイヤー1名の3名と共に、地域をめぐる伊那谷ツアーを実施。その後、クロストークを行い、その様子を受講生にオンライン配信。受講生同士でのディスカッションなども行いながら、森への見方、考え方を深めていきました。

また、通常講座に加えて、伊那谷でリアルに動いているプロジェクトに、オンラインコミュニティ上で自由に関わってもらう課外授業も用意。森や地域をフィールドに、プロジェクトチーム型のワークショップ、レクチャー、トークセッションなどを通して、森の課題解決につながるソーシャルビジネスの創出を目指す立て付けにしました。

講師陣と一緒に、1年目のフォレストカレッジをふりかえった座談会記事

いろんな立場の人と肩を組んでジャンプするような変化を、森から生み出したい。INA VALLEY FOREST COLLEGE妄想焚火トーク@伊那谷

2020年の講師陣

オンラインと合宿を組み合わせた形で開催した2022〜2023年度。身体性を持って森と出会う場に。

2022年度からは、2コース制にしてオンラインと合宿を組み合わせた形で開催をしました。

実際に森を歩き、木に触れる。伊那で森に関わる人たちと語り合う。そして、日本各地で先進的な取り組みを実施している講師の話を聞き、考える。

多角的な視点から森に価値をつける方法や、森で働くための実践的なノウハウを学ぶ「森で働くコース」と、森を多角的に捉え、森に新たな価値をつける思考を学ぶ「森で企てるコース」が、それぞれ専門性のある学びを深めたり、共に学びあうことで、森や地域の新たな価値を生み出すことを目指す立て付けになっています。

現地講座の様子をまとめた記事

森を学ぶというより、森で生まれ変わるような3日間。「INA VALLEY FOREST COLLEGE 2022 現地講座1」で生まれた、企ての芽|greenz

ココロに根っこが生える森の学び舎。「INA VALLEY FOREST COLLEGE 2022」秋の現地講座が残した、森からの問い|greenz

いま、長野県の「森」が注目される理由。秘密は「編集力」|Forbes JAPAN

4年間で延べ1000名近い参加・お申し込みと、40名の移住関係者を創出。キーワードは、“間口の広さ”。

これまで、デザイナーや建築関係者、学生や教師、主婦やIT関係者など年齢も肩書きも多様な人たちに参加いただき、注目を集めてきた本講座。男女比が偏ることなく、また年代別で見ると20代〜40代のミレニアム世代から多くお申し込みをいただいているのも特徴のひとつです。

フォレストカレッジは、森の課題を林業関係者だけで考えるのではなく、“色んな業界の人たちと一緒に考える”というスタンスを大切にしています。

その結果、延べ1000名近い方々から参加申し込みをいただき、その中から40名の移住関係者(家族含む)が生まれました。さらには、地域の林業会社へ就職した人や、新たに会社を立ち上げた人、伊那の地域プレーヤーと連携した商品開発やプロダクトがリリースされるなど、卒業後も様々な挑戦が生まれています。

アニュアルレポートの発刊

20年~22年の3年間の実績のログと振り返りとして、毎年アニュアルレポートを発刊しています。

クリエイティブ

ロゴ

WEBサイト

https://forestcollege.net/

映像

  • YOUTUBEチャンネル

https://www.youtube.com/@inavalleyforestcollege6135

  • 伊那谷フォレストカレッジ2020

  • 伊那谷フォレストカレッジ2021

  • 伊那谷フォレストカレッジ2022

伊那谷フォレストカレッジ2024を開催します!

2024年度のテーマは、「森と関わる視点をつくる」。今回も、様々な業界で活躍されている講師と地域プレイヤーが勢揃い。約3ヶ月間にわたって、森の可能性を学び探究していきます。
森のことを学びたい、森に関わる仕事をしたいという方、ご応募お待ちしています!

詳細、応募はこちらから

https://forestcollege.net/2024bosyu/


クレジット

クライアント|伊那市

コンセプト / 企画 / クリエイティブデザイン|やまとわ 取締役・森林ディレクター 奥田悠史

ディレクション / PM | やまとわ 森事業部 榎本浩実

運営|やまとわ 森事業部 唐木啓子 / 伊那谷フォレストカレッジ協議会