森の企画室

地域課題を根っこから考える。信州大学 Think Local Academy

どのようにして立ち上がったのか?

大学の研究成果を、もっと有益な形で社会実装していきたい

信州大学が拠点としている長野県にとって、農業は重要産業です。そして、多くの地方都市の例に漏れず、耕作放棄地や担い手不足などの課題を抱えています。その解決にあたって、大学が持つ先端知、先端技術をもっと効果的に活用できるはずだ……という思いが込められています。

  • 全体統括|信州大学アグリ・トランスフォーメーション推進室副室長 宮原大地

さまざまな“解決すべき地域課題”が顕在化している中で、なぜあらためて課題設定の手法にフォーカスするのか

議論されている問題が“地域課題”として提唱され始めたのはずっと前で、すでにいろんなアプローチが試されています。けれども、いまだに抜本的な解決には至っていないケースがほとんどです。
それはきっと「問いの立て方が表面的だから」ではないかな、と。見えているもの、見えやすいことだけで課題を設定するから、解決策も場当たり的になってしまいがちだと感じていました。

  • TLAプロデューサー|株式会社やまとわ 奥田悠史

発起人の二人が立ち上げ時の想いを語った対談記事

複雑な課題を解くためのツボを押す──信州大学 Think Local Academyが「問い」を起点に仕掛ける”農の変容” | inquire.jp

宮原氏が「本講座の目指すべき方向性だ」と深く共感した企画

やまとわが提案した企画書

問いの立て方を考えるところから始まる、Agri Transformation。

令和5年度からやまとわが信州大学と協力し始まったThink Local Academyは、信州大学の学生や、他大学の学生、社会人が集まり、地域社会をtransformationしていくための課題の考え方を学ぶ講座です。
課題に取り組む前に、社会の複雑性と循環を学んでいき
考え方を学んだ上で、フィールドに出て、実践者や関係者へのリサーチを重ねて問いから課題を見つけていきます。

社会で言われている課題を超えた根っこの部分を自分の言葉で表現したときに、気づきが生まれる。

受講生と講師、実践者が対話を通して、表層的な課題を深層的な問いへと深め、信州大学の研究者が問いの立て方やその問いへのフィードバックをしながら、社会を変革するようなプロジェクトづくりを目指すアカデミーになります。

3ヶ月かけて表層的な課題を深層的な問いへと深めていくカリキュラム

問いの立て方を考えるところから始まる、社会を前に進めるためのアカデミー

課題はなぜ生まれるのか?

それは本来、「つくりたい未来があるから」。それが今は「課題が山積みで大変だ!」と、自分たちの望みを飛ばして、目先の困り事にばかり気を取られてしまっているケースが多くなってしまっています。

そのために根本の考え方、問いへの向き合い方を順序だてて学んでいきました。

・デザイン思考で物事の捉え方を学ぶ
・社会課題に取り組む前に、問題の複雑性や循環を学ぶ
・デザイン思考を学んだ上で、フィールドに出て実践者や関係者へのリサーチを重ねる
・社会で言われている課題を超えた根っこの部分を自分の言葉で表現する

DAY1 「地域の社会課題」を紐解く 

デザイン思考の核とは、一体どこにあるのか。方法論に振り回されず、その本質をローカルのフィールドで生かすには、どのような視座が必要なのか

DAY2 自分起点で社会課題に向き合う 

『ローカルデザイン実践』『興味を見つけるワークショップ』の2部構成

Research 問いを見つけるフィールドワーク

ローカルデザインにまつわる信州大学教授、講師、チューターのリソースを掛け合わせて、問いと願いを掘り起こす

DAY3 深層的問いとフレームワークの発表

3つの講座と1カ月に及ぶフィールドワークを終えた受講生たちの発表と講評の場

WEBメディア”inquire”と連携した活動の情報発信

よりよい明日をつくるための実践は各所で起きていて、実践のために必要な知も多々生まれている。必要なのは、実践のために必要な知、実践によって生まれた知などの「実践知」を巡らせること。

そのための媒介役を担い、私たちの手で同時多発的によりよい未来を作り出す後押しをしていく。それがこのメディアプラットフォームのミッションとしているinquire.jpにThink Local Academyの開講に向けて行った、企画者である信州大学アグリ・トランスフォーメーション推進室副室長の宮原大地氏、株式会社やまとわ取締役の奥田による対談から本講座3回の取材いただき、記事として発信しました。

▼ 対談記事

複雑な課題を解くためのツボを押す──信州大学 Think Local Academyが「問い」を起点に仕掛ける”農の変容” | inquire.jp

▼ 第一回講座

地域の理想を思い描くために必要な「センスメイキング」──ローカルとデザイン思考の交点を探る | inquire.jp

▼ 第二回講座

「切実な願い」が導く明るい未来――自らのニーズから出発し「ローカルデザイン」の実践へ向かう | inquire.jp

▼ 第三回講座

複雑な課題を問い直して掘り起こす、多様な研究の「種」。Think Local Academyが耕した土壌に何が芽吹くか | inquire.jp

クリエイティブ・デザイン制作

ロゴ

考えている人をモチーフに” Think” 表現しました。

ポスター

WEBサイト

https://www.shinshu-u.ac.jp/project/agri-x/
※信州大学 信州農X実践フィールド

クレジット

クライアント|信州大学アグリ・トランスフォーメーション推進室

TLAプロデューサー|やまとわ 取締役・森林ディレクター 奥田悠史

制作ディレクション / PM|やまとわ 森事業部 市川雄也

企画運営|川合沙代子

ロゴ・ポスターデザイン|小島有(https://you-you.jp/