企てをカタチに変えていく場所。inadani sees

inadani seesのはじまり
inadani seesは、農と森のインキュベーション施設として2023年5月にオープンした伊那市の公共施設です。やまとわは伊那市より、施設の運営と、企画やコンセプト設計を委託されています。
伊那谷の農林業をおもしろく。人やアイデアが集まる場所になるように。
inadani seesという名前がつけられる前、この施設は「産学官連携拠点施設」と呼ばれていました。伊那市の農林業を盛り上げたり、自然を生かした取り組みや新規事業をおこし、この地域を持続可能な社会にしていこう、という目的で計画されたインキュベーション施設でしたが、「産学官連携拠点施設」という漢字の並びからは、何となく近寄りがたさやかしこまった雰囲気があり、何をする場所なのかがいまいちよく分からない印象です。
行政や大学関係者だけが出入りするような場所ではなく、もっと広く農業や林業に関わる方やこれから関わりたいと思っている方々にも訪れやすい雰囲気が出るように、「企てをカタチに」というコンセプトコピーと、農と森のインキュベーション施設/inadani seesという名前をつけました。
inadani seesに込められた意味
inadani seesは、いくつか提案した候補の中から市民投票で決まった名称です。 inadani も sees も単語が前後どちらからも読めるという特徴があり、前から読む と「伊那谷が見える」。逆から読むと「伊那谷を見る」となります。 伊那谷を見つめ、伊那谷から世界を見つめていく視点が込められています。また、sees には、見る/出会う/想像するといった意味と、音としての「シーズ(タネ)」の意味があることから、 考えている人の頭の中にある「企て」の種を、見えるカタチに変えていく場所にしていきたいと考えました。

ありたい未来の風景を想像し、小さなステップを積み重ねる企画をつくっていく
オープンまでの数ヶ月、施設運営を任せるスタッフの採用やWEBサイトをはじめとするクリエイティブの制作、施設の運用方法の整備など、やらなければいけないことは山積みでした。手探りの中で準備を進めていく上で意識していたことは、この施設に人が集まっている状態をつくること。そして、集まった人たちとの間で自然と会話が生まれるような空間にすること。
ただそこにインキュベーション施設という場所が存在するだけでは、きっとどんな小さな企てのタネすらも生まれてこないと思います。inadani seesに多種多様な人が集い、わくわくするような企てで溢れている未来をつくるために、数年後を見通した全体設計と、そこにたどり着くための企画やコンテンツを作っていきました。
施設運営のための企画書

プレーヤー同士がつながり、コミュニケーションが生まれていく仕掛けを
inadni seesに訪れたくなるようなコンテンツづくりと、プレーヤー同士のコミュニケーションが生まれる仕組みづくりを考える中で、「インキュベーション」という言葉の意味がより感覚的に伝わるように、この施設でできることを「出会おう」「働こう」「学ぼう」という言葉とイラストで表現しました。

出会う
inadani seesに来館するきっかけとして、施設のオープン時にトークイベントを行いました。また、焚き火交流会やお茶会なども定期的に開催しています。
今後のイベントはこちらをご覧ください。
Opening event "sees talk vol. 00"

働く
inadani seesには元から貸しオフィスとして入居できる部屋や、時間貸しの会議室がありましたが、そこからさらに偶発的な出会いや会話が生まれるように、シェアオフィスを設けました。
シェアオフィスの利用をご希望の方はこちら。

学ぶ
初年度は、自然と暮らすことを考えるスクール型のイベントや、農林業に直接的/間接的に関わっている異業種の人々がそれぞれの視点を共有し合うツアー等を開催しました。
sees CAMP 2023
第一回のテーマは〈 森と建築 〉。
木造建築・家具設計に携わる方々と一緒に伊那谷の森と、森にまつわるモノづくりの現場を巡り、意見交換の中でイノベーションの種を探しました。
この他にも、ここに来れば何か新しいことが生まれてくるかもという期待を持てるような様々な企画やコンテンツを打ち出していっています。


クリエイティブ・デザイン制作
ロゴ
伊那谷の風景を象徴する2つの大きな山脈、南アルプスと中央アルプスを、デイダラボッチのイメージに重ねて表現しています。印象的な目は、自然と人々との多用な視点が交わることを意味しています。

キービジュアル

WEBサイト
リーフレット

動画制作
inadani seesのスピンオフ企画として制作された伊那市のインフォグラフィックスムービー。seesのイラストを制作してくださったYONEさんのかわいいキャラクターたちがアニメーションになって伊那市を紹介する親しみやすい動画になっています。
inadani seesのこれからにもご注目ください
inadani seesは現在、やまとわに限らず新たに増えたメンバーを中心に運営をしています。今後の活動やイベントはinadani seesのWEBサイトやFacebook、Instagram等で随時お知らせをしていますので、ぜひご覧ください。
クレジット
inadani sees
クライアント|伊那市
全体コンセプト / 企画|やまとわ 取締役・森林ディレクター 奥田悠史
ディレクション / PM|やまとわ 森事業部 内野桜子
制作ディレクション|やまとわ 森事業部 市川雄也
デザイン|デザインスタジオエル
イラスト|YONE(https://yone.in/)
運営|やまとわ 森事業部 唐木啓子
動画制作
プロデューサー/アニメーション | 黒田知範
クリエイティブディレクション|間宮真介
イラスト | YONE(https://yone.in/)
楽曲制作 | ヒロナカスグル
制作ディレクション | やまとわ 森事業部 市川雄也




